セラピストとは?心と体を癒す憧れの職業の仕事内容と資格について

「セラピー」という言葉には「治療」「療法」といった意味があり、セラピストは人々の身体的な疲労や不具合、心の不調を癒やす職業です。
街中にはリラクゼーションサロンが多く見かけられ、セラピストが身近な存在になっていることがわかります。
セラピストの行うセラピーには、体を癒やすリフレクソロジー、心を癒やすカラーセラピー、エネルギーを利用するものなど、さまざまな分野があります。
この記事ではセラピストに興味がある人を対象に、セラピーの種類や仕事内容、資格についてご紹介します。


1)セラピストとは?
2)セラピストの仕事【アロマセラピストの場合】
3)セラピストの仕事【心理カウンセラーの場合】
4)セラピストに必要な資格
5)セラピストの資格を取得して、知識とスキルの証明を

セラピストとは?

セラピストは独自の知識や技術で人々を癒やします。癒やしの手法はバラエティに富んでおり、大きく「ボディ系」「心理系」「エネルギー系」に分けられます


【心身を癒す職業】

セラピストは不調やストレスの原因を探り、特別な知識とスキルを用いた施術で人々を癒やします。医師ではないため医療行為は行いません。

セラピストの施術は、あくまでも癒やすことが目的です。


【セラピストの主な種類】

ボディ系

ボディ系のセラピーでは、多くの場合、体に直接触れて施術します。

リンパマッサージやリフレクソロジー、アロマセラピーなど、知識や道具を使って身体的な疲労や不調を整え、癒やしを与えます。

ヨガセラピーのように、自身で体を動かして心身の癒やしを得るものもあります。


心理系

心理的な負担を軽減し、癒やしを与えます。

色彩の効果を利用するカラーセラピストや、絵画や工作などを通してセラピー・カウンセリングを行うアートセラピスト、動物によって気持ちを和らげるアニマルセラピストなど、種類はさまざまです。


エネルギー系

目に見えない「気」などのエネルギーを利用するセラピーのことです。

植物やパワーストーンの波動を利用するセラピーや、レイキセラピスト、エンジェルセラピストなどがあります。

体に直接触れる施術ではなく、体内や自然から発するエネルギーを送り込む手法が一般的です。

セラピストの仕事【アロマセラピストの場合】

ボディ系セラピストの中から、アロマセラピストについてご紹介します。トリートメントなど施術を行うサロンから、エッセンシャルオイルのアドバイスをするアロマ専門ショップまで、就業先は幅広くあります


【主な仕事内容】

植物由来のエッセンシャルオイル(精油)を用いて、アロマセラピーや体のトリートメントを行います。

身体的な不調の改善に役立つほか、香りによるヒーリング効果がメンタル面にも発揮されるのがアロマセラピーの特徴です。

アロマセラピストはお客さまに好きな香りのオイルを選んでもらったり、カウンセリングによってお客さまに合った効能のオイルを導き出したりして、施術に利用します。


就業場所

美容サロン、アロマトリートメントサロンがアロマセラピストの代表的な職場です。

店舗型のサロンだけでなく、ホテルやスパ施設の中に併設されたサロンでもアロマセラピーを行うところがあります。

また、医療や介護の現場でも、痛みの緩和やメンタルケアに役立つ手法としてアロマセラピーが導入されています。

アロマ専門ショップでエッセンシャルオイルの選び方や使い方をアドバイスするという働き方もあります。

セラピストの仕事【心理カウンセラーの場合】

心理系セラピストの中から、カウンセリングのスペシャリストである心理カウンセラーの仕事内容についてご紹介します


【主な仕事内容】

人の悩みを聞いて相談に乗り、心を整理するのを助けたり、問題を解決するために助言や指導を行ったりします。

カウンセリング以外にも、問題の解決に適した専門家との連携、悩みの原因や背景を探る精神分析などを行うこともあります。


就業場所

心理カウンセラーが求められる場面はさまざまです。

スクールカウンセラーとして学校で生徒や教師の悩みに対処する、企業のカウンセリングルームで従業員の相談に乗る、精神科や心療内科で医師と連携して患者のカウンセリングに携わる、児童相談所で子供のメンタルケアに携わる、などの働き方があります。

セラピストに必要な資格

セラピストの資格を持っていると、どのようなことに役立つのでしょうか。セラピストの資格例をご紹介します

【セラピストの資格は民間資格がほとんど】

セラピストという職業には、いくつもの協会・団体が認定している民間資格があり、多くの人は知識・技術習得の証明として取得しています。

就職が有利になる場合があるほか、就業先で推奨されている民間資格を取得すれば待遇アップにつながることもあります。


【セラピストの資格例】

アロマセラピスト(公益社団法人 日本アロマ環境協会)

プロのアロマセラピストとして、アロマトリートメントを施したり、お客さまに適した香りを診断したりする能力を認定します。

エッセンシャルオイルの専門知識はもちろん、解剖生理学、皮膚科学の知識も求められます。トリートメント技術も習得する必要があるため、トリートメント実技試験があります。

取得するには、アロマテラピー検定1級に合格して協会へ入会し、アロマテラピーアドバイザー資格を取得した後、認定スクールに通い、学科試験と実技試験に合格、カルテ演習を行う、という道のりが必要です。


リラクゼーションセラピスト(一般社団法人日本リラクゼーション業協会)

日本リラクゼーション業協会は、「リラクゼーションサービスを提供する企業や店舗」が入会する協会です。

そのため、リラクゼーションセラピストは、すでにセラピストとして就業している人向けの資格となっています。

就業先が協会の会員になっていると、実務経験の条件を満たしていれば、リラクゼーションセラピスト1級・2級の試験を受けることができます。

協会では1級・2級の認定試験に対応した問題集のほか、2級向けに『リラクゼーションの基礎知識』、1級向けに『リラクゼーションの知識と応用』という教本が販売されています。


プロフェッショナル心理カウンセラー(一般社団法人全国心理業連合会)

プロの心理カウンセラーを認定する全国統一資格です。

資格には、専門知識や履修時間が国家資格と同等レベルの「上級」と、心理カウンセラーとして必要な知識を一通り持つ「一般」があります。

基本的には認定教育機関に通い、カリキュラムを修了して試験に合格すると取得できます。

ただし、過去に認定教育機関以外で学んでいたことのある人、すでに心理カウンセラーとして活動している人については、相談した上で必要なカリキュラムが決定されます。

この資格の特徴は、これまでに得た知識や経験は心理カウンセラーになる上でもプラスになるとして、心理関係以外の社会経験も重視している点です。

セラピストの資格を取得して、知識とスキルの証明を

ひとくくりにセラピストといっても、癒やし方のアプローチによって仕事内容は異なります。

また、国家資格のように必須の資格がないため、認定資格を持っていると、その分野に十分な知識と技術があることを証明できます。

すでにサロンなどで働いている場合は別として、そうではない人は取得する資格をどう選べば良いのか悩むこともあるでしょう。

これからセラピストを目指すなら、資格を認定している各団体のWebサイトを調べて、取得方法や試験内容、かかる費用を比べてみましょう。

同じような資格に見えても、比較することでそれぞれの特徴がわかり、自分に必要な資格を見つけやすくなりますよ。



    Twitter    Facebookでシェアする    LINEで送る