リラクゼーションとは?マッサージとは違う「癒し」のサービス

忙しい毎日の中で疲れた心と体を癒やし、安らぎを与えるリラクゼーションサロン。
疲労が改善されると、心身ともにすっきりしますよね。
リラクゼーションにはボディケアやカイロプラクティック、リフレクソロジーなどさまざまな種類がありますが、そもそもリラクゼーションとはどのようなもので「マッサージ」とは何が違うのかご存じですか?
今回は、リラクゼーションについて興味がある人向けに、リラクゼーションの意味や種類、実際にサロンで働く方法について紹介します。


1)リラクゼーションとは?
2)リラクゼーションのさまざまな種類
3)リラクゼーションサロンに勤めるには
4)お客さまの心と体を癒やすリラクゼーション

リラクゼーションとは?

リラクゼーションは、マッサージやエステとは異なります。リラクゼーションの本来の意味を知り、類似する他のサービスとどのような点で違うのか確認しましょう


【「リラクゼーション」は何を意味するのか】

リラクゼーションとは、「休養」「くつろぎ」「息抜き」「娯楽」などを意味する言葉で、英語の「relaxation」は本来「リラクセーション」と発音します。

肉体的・精神的な緊張がほぐれた状態という意味です。

こうした点から、日本におけるリラクゼーションサービスでは、特別な治療や医療行為は行わず、お客さまの心身の緊張や疲れをほぐすことを主な目的としています。

「癒しを提供すること」に重点を置いているのがリラクゼーションの特徴です。

リラクゼーションサロンではスタッフのことを「セラピスト」と呼びます。

セラピストは癒しを提供して、心身の疲れを解消するのが仕事です。

「therapy」(セラピー)には治療や療法といった意味があるため、理学療法士なども含めてセラピストと呼ぶこともあります。


【マッサージとの違い】

マッサージとリラクゼーションの大きな違いは、国家資格が必要な点です。

お客さまにマッサージを提供するには、「あん摩マッサージ指圧師」という国家資格を取得しなければなりません。

また、あん摩マッサージ指圧師の他に、「はり師」と「きゅう師」を併せて「鍼灸マッサージ師」ということもあります。

はり師・きゅう師・あん摩マッサージ師の資格を取るためには、国が認可した専門学校などを卒業した上で、国家試験に合格する必要があります。

しかし、国家資格を有するあん摩マッサージ指圧師であっても、医療行為を施すことは禁じられており、業務上行える施術内容には決まりがあります。

同様に、リラクゼーションサービスも医療・治療行為を行うことはできず、リラクゼーションサロンで「マッサージ」「治す」「治る」といった言葉を使ってはいけないことになっています。


【エステとの違い】

リラクゼーションが癒しを与えることを主な目的とするのに対し、全身を美しくする美容がエステです。

エステで行われる主な施術内容としては、美顔・美白・痩身・脱毛・アンチエイジングなどがあります。

エステは内面的な症状や状態の改善よりも、表面的、外見的な悩みや問題に特化してアプローチします。

リラクゼーションのさまざまな種類

リラクゼーションには、改善したい症状や目的に応じて多様な種類があります。ここでは代表的なリラクゼーションサービスについて紹介します


【ボディケア】

押す(指圧)、もむ、さするなどの手技を用いて体をほぐし、全身の筋肉の凝りや疲れに働きかける施術です。

体全体の血行が促され、老廃物や疲労物質の蓄積が解消されることにより、肩凝り、冷え性、便秘といった各種症状の改善が期待できます。


【カイロプラクティック】

背骨を中心とした骨格のゆがみを手技により調整する療法です。

背骨を矯正して神経機能の異常を解消し、体の不調を取り除きます。

アメリカをはじめとする主要先進国ではカイロプラクティックの国家資格もあり、科学的または医学的に裏付けられた信用度の高い治療法として認知されています。


【リフレクソロジー】

手足にある反射区と呼ばれる部位を刺激することで、リラクゼーション効果をもたらす施術です。

反射区には末梢神経が集中しており、それぞれの区域が体の各器官に反射作用しているという考えに基づいています。

血流の促進、代謝の向上や、内臓の疲労改善などが期待できます。

【足つぼ】

足裏にあるつぼを刺激することで、全身の機能回復を図る施術です。

つぼは「経穴(けいけつ)」ともいわれ、東洋医学では生命エネルギーの集まる場所とされています。

エネルギーの停滞しているつぼを刺激することで、つながっている臓器や体の器官を活性化し、老廃物の流れをよくします。


【アロマトリートメント】

植物のエッセンシャルオイルを用いた手技による施術です。

血管や筋肉の流れに沿ってトリートメントを行い、血液やリンパの循環を促します。

オイルを肌に直接浸透させることによって肌の潤いがアップし、さらにアロマの香りでより深い安心感が得られるため、リラクゼーション効果が高いのも特徴です。

オイルの種類は、香りや効能、効果によって選ぶことができ、女性を中心に人気のあるサービスです。


【ロミロミ】

ハワイに伝わる伝統的なヒーリング療法です。

「ロミロミ」には、ハワイ語で「もむ」「押す」「マッサージする」という意味があります。

セラピストが体重を乗せながら、リズミカルに全身をもみほぐしていき、体の深部にまで働きかけるようなリラクゼーションです。

サロンにはハワイアンミュージックなどの音楽が流れ、アロマが心地よく香ります。

リラクゼーションサロンに勤めるには

セラピストを目指すなら、専門のスクールを受講したり、資格を取得したりしていると有利です。必要な知識や技術は事前に身に付けておきましょう


【スクールに通う】

セラピストに国家資格がないとはいえ、実際に働く上で求められる知識や技術が数多くあります。

そのため、まずはスクールに通って必要な知識を学び、卒業後に仕事を探すのが一般的です。

スクールにも種類がありますので、自分の希望するリラクゼーションの技法を学べるものを受講しましょう。

また、スクールによっては、直営もしくは提携しているサロンもあります。

自分が勤めたいサロンが決まっている場合や、卒業後スムーズに就職したいと希望している人は、直営サロンや提携しているサロンのあるスクールに入学すると良いでしょう。

なお、求人の募集要項でスクールの卒業を条件にしているサロンもありますので、注意が必要です。


【資格を取る】

現在リラクゼーション関連で唯一の認定資格となっているのが、「リラクゼーションセラピスト2級」です。

リラクゼーション業を志す上で、必要となる基礎的な知識を問われます。

また、「日本プロセラピスト・エステティシャン協会」という団体が認定する「JTEA認定資格」も認知度が高い資格です。

ボディケアセラピスト、リフレクソロジストなどの資格があり、資格取得を目指す講座ではそれぞれに応じたスキルが身に付きます。


【未経験者でも応募可能な求人に応募する】

スクールを卒業していなかったり、資格を取得していなかったりしても、リラクゼーションサロンの求人に応募することは可能です。

特に大手のサロンでは「未経験者歓迎」という求人も少なくないので、チェックしてみてください。

未経験からスタートする場合は、主に入社後に研修を受け、そこで必要な知識や技術を学び、サロン内のテストをクリアすればセラピストとして働くことができます。

ただ、一つ注意しなければならないのは、研修中は給料が発生しないケースがあるということです。

応募する勤務先の研修制度がどのようなシステムになっているのか、事前にきちんと確認しておきましょう。

お客さまの心と体を癒やすリラクゼーション

人間の体と精神は密接に関係しており、どちらかだけを重視することはできません。

健康的な毎日を送るためには、心と体の両方が安定していることが大事です。

リラクゼーションが提供する癒しとは、まさにこの心身両面へのアプローチです。

サービスを通じて多くのお客さまのストレスを和らげ、豊かな生活をサポートする役目を果たします。

セラピストを志望している人は、スクールの受講や資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。



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