エステティシャンは女性が活躍できる職業の一つです。
専門のスキルが必要ですが、それだけに、一度身に付けておけば、就職や転職、あるいは結婚・育児を経て社会復帰するときにも役立つでしょう。
ただ、エステティシャンに憧れている人の中にも、具体的な仕事内容についてはあまり知らないという人が少なくありません。
そもそもエステティシャンになるには、どうしたら良いのでしょうか。
そんな疑問を持つ人に向けて、エステティシャンとして働く方法と仕事内容をこの記事でわかりやすくお伝えします。

1)エステティシャンとは?
2)エステティシャンの仕事内容
3)エステティシャンになるには?
4)お客さまの美をサポートする一生ものの仕事

エステティシャンとは?

エステティシャンは、人々の「美しくなりたい」という願いを叶える手伝いをするのが仕事です。勤務先は主にエステティックサロンで、仕事内容はカウンセリングやボディケアなどがあります


【全身美容のプロフェッショナル】

頭髪を除いた全身の美容術を「エステティック」といいます。

そのエステティックに携わるプロフェッショナルが、エステティシャンです。

「いつもきれいでいたい」「毛穴の手入れをしたい」「アンチエイジングをしたい」「ウエストを引き締めてスタイルを良くしたい」といったお客さまの要望を受け止め、その人に合った施術をするのが仕事で「美へと導く人」といえます。


【どこで働いているのか?】

エステティシャンが働く先として多いのは、やはりエステティックサロンです。

CMや広告で知られているような大手サロンから、アットホームで隠れ家的なサロンまで、規模は大小さまざまあります。

その他、結婚式場やブライダルサロン、ビューティーサロン、ホテルのサロンやスパ(リラクゼーション施設)、美容室や理容室、化粧品メーカー、美容クリニックなどでもエステティシャンは活躍中です。

経験を積んで独立し、個人のサロンを開業するケースもあります。


【基本的な4つの仕事】

勤務先によって多少の違いはありますが、エステティシャンの基本的な仕事内容は主に以下の4つがあります。

スムーズに施術するためにお客さまの悩みや要望を聞く「カウンセリング」、マッサージやパックなどを顔に施す「フェイシャル」、痩身・脂肪燃焼などプロポーションを良くするための施術やスキンケアを施す「ボディケア」、ムダ毛を処理する「脱毛」です。

ただし、エステティシャンになったら、「カウンセリング」「フェイシャル」「ボディケア」「脱毛」の4つを全て必ず行うとは限りません。

トータルで全てのメニューを提供するサロンもあれば、フェイシャル専門、ボディケア専門、脱毛専門など、ジャンルに特化しているサロンも多くあります。

それぞれ具体的には、どのようなことをするのでしょうか。次の項目で詳しくお伝えします。

エステティシャンの仕事内容

エステティシャンの4つの仕事内容をさらに詳しくご紹介します。


【カウンセリング】

来店したお客さまに対して、最初に行うのがカウンセリングです。

たとえばジャンルに特化したエステティックサロンでも、カウンセリングは必ず行います。

カウンセリングでは、お客さまの年齢、具体的な悩みや要望、現在の肌の状態や体調などを把握し、どのような施術を提供するのがベストかを考えます。

お客さまのカルテ作成や施術メニューの説明も、カウンセリングの場で行います。

エステティックでは相手の体に触れるため、コミュニケーションをとってお客さまの緊張をほぐし、信頼を得るという目的もあります。


【フェイシャル】

フェイシャルではお客さまの顔に関する悩みを解消し、美しくなるための施術を行います。

施術内容は主に2つあり、手技で血行や新陳代謝を促し小顔へ導く施術と、シミや毛穴、ニキビなど、肌トラブルを解消するための施術です。

専用のパックを使ったり、美白やピーリング(角質除去)のためのオイルや薬剤、美容機器などを使ったりします。


【ボディケア】

文字通り、体のケアをします。メインとなるのは、痩身や体型補正を目的としたプロモーションメイキング、デコルテや背中などの肌トラブルを解消して艶やかな肌へと導くトリートメントなどです。

サロンによっては、「手技で肩や体の凝りをほぐす」「リフレクソロジーを行う」など、体調を整えたり癒したりする施術がメインになる場合もあります。


【脱毛】

いわゆるムダ毛を処理するのが脱毛です。

基本的には脱毛専用の機器を使い、施術を行いますが、アフターケアとして、トリートメントやマッサージなどの手技を行うこともあります。

エステティシャンになるには?

肌や体について専門的な知識が必要とされるエステティシャンになるためには、どのようなルートがあるのでしょうか


【エステティシャンに必須の資格はない】

美容師や理容師になるためには国家資格が必要ですが、エステティシャンには国家資格がありません。

また、必ず取らなければならない資格もありませんが、エステティシャンとして一定の知識やスキルが身に付いていることを証明する民間資格があります。

エステ業界で働きたいと考えているなら、民間資格を持っているほうが就職や転職に役立つでしょう。

資格を持っていることで自分の技術を証明できれば、お客さまの信頼にもつながりますし、資格取得によって給料が優遇されることもあります。

主なエステティシャンの民間資格には、たとえば次のようなものがあります。

「一般社団法人日本エステティック業協会(通称AEA)」が認定し、基礎・上位・最上位の3つのレベルがある「AEA認定エステティシャン資格」

「一般社団法人日本エステティック協会」の「認定エステティシャン」


【エステティシャンを養成するスクールに通う】

エステティシャンとしての知識や必要な技術を学び、資格取得を目指すなら、専門の養成学校やスクールに通うのが近道です。

夜間部を設けているスクールもあるので、ライフスタイルに合わせて学ぶこともできます。

スクールで学ぶメリットは、プロに実践的な知識や技術を教えてもらえることです。

同じ目標を持つ仲間が周りにいることも、通う上での支えになるでしょう。

協会認定のスクールであればそのまま資格取得につながりますし、大手サロンが運営するスクールであれば、修了後にサロンへ就職する道が開けることもあります。

技術的なことも含め、接客マナーやカウンセリングの手法など、スクールではエステティシャンに必要な全てを、座学と実技を通じて学んでいきます。

例を挙げてみましょう。

フェイシャルに関すること

クレンジングやパックの方法、マッサージの際の手技、美容機器の使い方などを学びます。


ボディケアに関すること

痩身マッサージやリンパマッサージといった手技、理論に基づきながら、実践的に技法を身に付けます。


その他のエステティックに関すること

脱毛やスキンケア、ストーンセラピーなどに関する技術を学びます。


美容や体全般に関する知識

施術を行う上で必要とされる生理学や皮膚学、栄養学の知識などを身に付けます。

エステの歴史も学びます。


接客やサロン運営に関すること

時間的あるいは金銭的に通学する余裕がないといった事情がある場合は、養成学校やスクールの通信講座で学ぶ方法もあります。

自分のペースで勉強を進めたい人にもおすすめです。送付される教材で自宅学習を行い、実技はスクーリングでカバーします。


【未経験者でもOKの求人に応募する】

エステ業界は、未経験者にも扉が開かれている職種の一つです。

募集している求人の中から「未経験者OK」のものを探し出し、応募して採用されれば、働きながら技術を身に付けていくことができます。

中には入社後に研修を設けているサロンもあります。

学校に通うよりも「現場で知識を得ながらスキルを磨きたい」という気持ちがある人は、未経験者でも応募可能なサロンを探してみると良いでしょう。

お客さまの美をサポートする一生ものの仕事

エステティシャンは、全身美容を通してお客さまに幸福感や満足感を与えることができる職業です。

資格を取っておけば就職や転職もしやすくなりますし、一度得た技術は一生ものといえるでしょう。

美容に関心の高い人はもちろん、人と接することが好きな人にも向いています。

未経験でもなれるチャンスがありますので、「やる気」がとても重要です。

「気になるな」と感じたら、スクールの資料を取り寄せたり、説明会に参加したりして情報を収集すれば、より具体的なイメージが湧いてくるはず。

興味のある人はエステティシャンへの道を検討してみてはいかがでしょうか。


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