エステティシャンの資格とは?初心者から上級者までキャリアアップ!

エステティシャンになりたい人、エステティシャンとしてさらなるキャリアアップを目指す人にとって、気になるのが「資格」です。
「エステティシャンになるには資格が必要なの?」
「資格を取るにはどうすればいいの?」
「資格試験のレベルや内容は?」
など、疑問が尽きないのではないでしょうか。
今回はエステティシャンを目指している人や、キャリアアップを考えている人を対象に、エステティシャンの資格について、基礎知識や資格の種類、取得するための条件などを解説していきます。

1)エステティシャンに必要な資格とは?
2)資格を取得するためには
3)基礎となる資格
4)上級者向けの資格
5)最上位の資格
6)エステティシャンの資格は実力の証明

エステティシャンに必要な資格とは?

エステティシャンになるために必要な資格の有無や、民間資格の種類についてご紹介します

【国家資格はない】

エステティシャンになるために必須の公的な資格はありません。そのため、特に資格を持っていなくてもエステティシャンを目指すことは可能です。

しかし、民間資格は存在します。エステサロンの求人情報の中には、求める人材を「民間資格保持者」としている所もあり、取得しておいたほうが優遇される傾向にあります。

雇用する側に対しても、お客さまに対しても、民間資格を持っているとエステティシャンとしての知識や技術を証明できます。

また、民間資格の有無は、就職先での給与額や昇給などにも影響する可能性があります。


民間資格にはいくつか種類があり、すでにエステティシャンとして活躍している上級者向けのものもあります。


【主な民間資格】

「一般社団法人日本エステティック協会」のもの

日本エステティック協会には主な資格として、「認定エステティシャン資格」「認定上級エステティシャン資格」「認定トータルエステティックアドバイザー資格」があります。

その他、ボディケアの基礎知識がある人を対象とした「認定ボディエステティシャン資格」や、フェイシャルケアの基礎知識がある人を対象とした「認定フェイシャルエステティシャン資格」もあります。

日本エステティック協会は全国に認定校があり、そこで資格取得に向けた教育を受けることができます。


「一般社団法人日本エステティック業協会(AEA)」のもの

日本エステティック業協会(AEA)のエステティシャン資格は、「AEA認定エステティシャン」「AEA上級認定エステティシャン」「AEA認定インターナショナルエステティシャン」という3つのレベル別になっています。

基礎から最上位まで、段階的にエステティシャンとしてレベルアップを行うことができます。


【「特定非営利活動法人日本エステティック機構(JEO)」の認証マーク】

国税庁長官より認定を受けている日本エステティック機構(JEO)は、エステティックに関する認証を行う機関です。

JEOには「エステティシャン試験制度認証」という認証があり、エステティックに関する試験制度を第三者の立場で認証します。

この認証を受けている試験に合格すると、JEOの認証マーク入り合格証が発行されます。

この合格証を持っていると、安心で安全なエステサロンかどうか、消費者が判断する際の目安にもなります。

資格を取得するためには

エステティックの資格を取得する方法は、実務を経験しているかどうかによって異なります

【実務未経験の場合】

実務未経験の場合は、日本エステティック協会や日本エステティック業協会の認定校で学ぶ必要があります。

認定校のコースには、修了時間が300時間以上のコースと1000時間以上のコースがあります。

「学校が遠方にある」「働きながら勉強したい」などの理由で通学が困難な場合は、通信教育を利用できます。


【実務経験がある場合】

エステティシャンとして実務経験がある場合は、認定校に通わなくても資格を受験することができます。

ただし、実務経験の年数によって取得できる資格が異なるので、希望する資格の取得に向けて、現場で経験を積みながらキャリアアップを目指します。

基礎となる資格

民間資格の中でも基礎レベルの資格について、取得の条件や試験内容などをご紹介します

【認定エステティシャン(日本エステティック協会)】

資格取得のための条件

協会認定校で300時間コースを修了するか実務経験が3年以上ある人で、エステティシャンセンター試験に合格していることが条件です。


試験の内容

「一般財団法人日本エステティック試験センター」での受験となり、技術試験と筆記試験があります。

技術試験はフェイシャルとボディの手技の技術力を確認されるものです。

筆記試験はマークシート式のエステティシャンセンター試験を受験します。選択肢は4択で、全部で100問あります。

認定校に通っている人の場合は在学中に実技試験があり、日本エステティック協会に入会してからエステティシャンセンター試験を受験します。

実務経験がある人の場合は、エステティシャンセンター試験に合格後、技術力確認試験を受けます。


どれくらいのレベルなのか

この資格を取得すると「エステティック業界の中核を担うエステティシャン」であると証明できる、という位置づけです。

フェイシャルとボディの基礎理論や技術を理解していることと、その理論や技術を実践できる能力があることが必要とされます。


【AEA認定エステティシャン(日本エステティック業協会)】

受験のための条件

協会認定校で300時間相当のカリキュラムを履修して取得を目指すか、フェイシャルまたはボディの実務経験を1年以上(試用期間を除く)積んで受験するかのどちらかです。


試験の内容

「認定エステティシャン」と同じく、日本エステティック試験センターの試験を受けます。

フェイシャルとボディの手技の技術力を確認される技術試験と、マークシート式のエステティシャンセンター試験による筆記試験の2種類です。

認定校に通っている人は300時間相当のカリキュラムを履修し、技術力確認試験に合格した後、エステティシャンセンター試験を受験します。

実務経験がある人の場合は、エステティシャンセンター試験に合格後、技術力確認試験を受けます。


どれくらいのレベルなのか

日本エステティック業協会の資格の中では、最も基礎となる資格です。

既に働いている人も実務経験1年以上から取得を目指せるので、エステティックの基礎知識と技術を証明したいと考えている人や、これからエステティシャンを目指すという人におすすめです。

上級者向けの資格

民間資格の中でも上級者向けの資格は実務経験が必要となり、試験内容も難しくなります。基礎となる資格の取得後、さらに技術を磨きたいという人に向いています

【認定上級エステティシャン(日本エステティック協会)】

資格取得のための条件

次の3つのいずれかを満たしていることが条件です。

(1)協会認定校で1000時間以上コースかCIDESCO国際認定校コース(1200時間以上課程)を修了した人
(2)協会認定校300時間コースを修了しており、認定エステティシャン資格取得から2年以上の実務経験がある人
(3)認定エステティシャン資格を取得してから2年以上、または通算5年以上の実務経験があり、対策講座を受講した人

試験の内容

技術試験と筆記試験があります。

技術試験ではフェイシャル・マニキュア・メイクアップ・ボディ・ワックス脱毛の実技を行います。

筆記試験ではマークシート式の4択問題を受験します。


どれくらいのレベルなのか

エステティックの理論や技術をすべて理解し、それらを実践する能力が求められます。

取得のための条件からしてみても、相当数の実務経験や技術力が必要です。


【AEA上級認定エステティシャン(日本エステティック業協会)】

受験のための条件

次の3つのいずれかを満たしていることが条件です。

(1)協会認定校で1000時間相当のカリキュラムを履修し、修了している人
(2)フェイシャルもしくはボディについて2年以上の実務経験がある人
(3)AEA認定エステティシャン資格もしくは、他団体の同等の資格(日本エステティック試験センターに加盟している各団体の「認定エステティシャン」資格)を取得してから、フェイシャルかボディで1年以上の実務経験がある人

試験の内容

一次試験の筆記試験と二次試験の実技試験があります。

AEA筆記試験(一次試験)は毎年1月と9月に行われています。

一次試験に合格すると、実技試験の受験案内が届き、受験することができます。

なお、筆記試験の合格は3年間有効です。

実技試験ではボディとフェイシャルに関する実技がそれぞれ70分間行われます。

ボディ、フェイシャルともに基本の6手技をチェックされます。

また、受験にはモデルの用意が必要です。モデルの条件や身だしなみなどには細かい規定があり、禁止事項もあるので、受験案内をよく読みましょう。


どれくらいのレベルなのか

AEA認定エステティシャンよりも一段階上の資格に当たり、取得するとサロンの中核として活躍できるレベルであると言えます。

最上位の資格

エステティック業界での経験を活かし、さらなる活躍を目指す人を対象とした、最上位の資格についてご紹介します

【認定トータルエステティックアドバイザー(日本エステティック協会)】

資格取得のための条件

2016年度までは、認定上級エステティシャン試験または旧TEA第一次・第二次試験に合格していることが条件でした。

2017年度からは新試験への改定が予定されています。


試験の内容

2016年度までの試験には、ケースヒストリー作成と小論文、面接がありました。

改定後の新試験の内容はまだ発表されていません(2017年1月時点)。


どれくらいのレベルなのか

この資格を取得できる人は、プロとしての高い志があり、実務経験を活かして業界をリードしていく、指導的立場を担うエステティシャンです。

エステサロンの経営を考えている人などに向いています。


【AEA認定インターナショナルエステティシャン(日本エステティック業協会)】

受験のための条件

次のいずれかを満たしていることが条件です。

(1)AEA上級認定エステティシャン資格、日本エステティック協会の認定上級エステティシャン、「特定非営利活動法人日本スパ・ウエルネス協会」の「認定ビューティセラピスト」のいずれかを取得してから、フェイシャルかボディについて2年以上の実務経験がある人
(2)AEA上級認定エステティシャン資格もしくは、次に挙げるの資格のいずれかを持っており、フェイシャルかボディについて通算5年以上の実務経験がある人

<条件2の対象となる資格>
 ・認定上級エステティシャン(日本エステティック協会)
 ・認定トータルエステティックアドバイザー(日本エステティック協会)
 ・認定ビューティセラピスト(日本スパ・ウエルネス協会)
 ・CIDESCOインターナショナルディプロマ
 ・ITECビューティーセラピスト
 ・INFA国際パスポート
 ・ICAMアドバンスト レベル2 ビューティシャン


試験の内容(2016年時点)

一次試験のAEA筆記試験と二次試験の実技試験があります。

AEA筆記試験の開催は1月と9月の年2回です。

一次の筆記試験合格者のみが、実技試験を受けることができます。

筆記試験の合格は3年間有効です。

実技試験では、受験者自身でメイクの施されているモデルを用意する必要があります。

事前提出課題として小論文があり、身だしなみのチェックやエステプランニングのプレゼンテーション、フェイシャルとボディの実技試験、アフターカウンセリング、面接があります。

フェイシャルとボディの実技は各60分あり、アフターカウンセリングでエステの結果報告とホームケアのアドバイス、今後のエステティックの提案を行います。

受験に当たっては、受験案内をしっかり読むようにしましょう。


取得すると、どれくらいのレベルなのか

AEAが認定する資格の中で最も上級の資格で、人材育成ができるレベルに当たります。

知識と技術力はもちろん、応用力も求められます。

この資格を取得すると、ハイレベルな施術と接客力、豊富な知識やマナーを兼ね備えたエステティシャンとして認められ、お客さまの信頼を高めることができます。

エステティシャンの資格は実力の証明

エステティシャンにとって資格は必須ではありませんが、自分の知識や技術レベルを証明するための大きな武器になります。

また資格を取得すると、エステティシャンとしての自信も身に付くでしょう。

お客さまの体に直接触れる仕事だからこそ、安心してエステを受けてもらうためにも、資格の取得は重要な意味を持っています。

レベルに応じて段階的に種類が分かれているので、自分の実務経験の年数や目標に応じて、計画的に取得していきましょう。


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