まつげエクステの資格の種類|アイリストとして活躍したい人必見!

まつげエクステは自分のまつげに人工のまつげを装着する技術のことで、本物のように目元を強調できるため女性に人気です。
アイリストとしてまつげエクステの施術を行ったり、独立して自分のお店を開業したりするためには、美容師免許が必要です。
しかし、美容師免許を取得するだけでは、アイリストに必要な技術を十分に身に付けることができません。
今回はアイリストを目指している人に向けて、活躍するために必要な資格や、取得しておいたほうが良い民間資格について紹介します。

1)美容師免許は必須
2)ワンランク上のアイリストを目指すなら
3)開業したい人が知っておくべきこととは
4)必要な資格を取り、アイリストとして輝こう!

美容師免許は必須

無免許の人が施術したことにより起きたトラブルが多数報告され、まつげエクステの施術には美容師免許が必須となりました。アイリストを目指す人は、必ず知っておきましょう

【美容師免許がないとアイリストにはなれない】

2008年、厚生労働省は「まつ毛エクステンションによる危害防止の徹底について」という通達を出しました。

まつげエクステの施術は美容師法に基づく美容行為に当たることから、施術者は美容師免許を持っている必要があるとしたのです。


【なぜ美容師免許が必須になったのか?】

まつげエクステの施術に美容師免許が必須となった背景には、まつげエクステによる健康被害が多発したことが挙げられます。

「独立行政法人 国民生活センター」によると、2010年度からの5年間で全国消費生活情報ネットワークシステムに寄せられたまつげエクステによる危害情報は599件にも上ります。

具体的には、まぶたの腫れ、角膜への傷、目の痛みや充血などの症状です。

そうした健康被害の中には無資格者が施術していたと見られるケースがありました。

また、トラブルが起きた際に責任者が応じないなど、対応に問題のある店舗も見られました。

無資格者が施術を行っていたことにより、店舗が美容師法違反で警察に検挙される事件も起きています。

独立を目指して

「独立して自分の店を持つこと」を目標にする美容師もいます。

独立の準備が整ったら、店を辞めるのは自然の流れです。

こうした経緯から、現在まつげエクステの施術は美容師法で規定されています。

首から上の容姿を美しくするまつげエクステは「美容」に該当するとして、美容師免許を持っている人以外は施術できないことになりました。

ただし、美容師免許を持っていれば良いというわけではありません。

まつげエクステを行うためには、まつげエクステや目の仕組み、使用する接着剤についての専門知識や、安全に施術を行うための技術を習得することが必要です。


【美容師免許とは】

美容師免許は国家資格で、免許取得には美容学校(美容師養成施設)を卒業し、美容師国家試験に合格しなければなりません。

国家試験は年2回行われ、筆記試験と実技試験の両方に合格する必要があります。

美容専門学校には全日制のほか、日中に働いている人向けの夜間課程や、実際に美容院で働きながら学ぶ通信課程などもあります。

ワンランク上のアイリストを目指すなら

ワンランク上のアイリストになりたいなら、民間資格を取得するのがおすすめです。検定向けのスクールでレッスンや講習もあり、知識や技術が身に付きます

【技術の証明になる】

まつげエクステの民間資格は施術を行う上で必須ではないものの、基本的な知識や技術を持っている証明になります。

また、民間資格を持っていることで、サロンに就職する際に有利になるというメリットもあります。

検定の中には、美容師免許がないと受けられないものもあります。

数ある検定の中から、代表的なもの4つを紹介します。


まつ毛エクステンション技能検定試験

「一般社団法人日本アイリスト協会」が実施する検定試験です。

3級〜1級まであり、2級と1級の受験には美容師免許を取得しているか、美容学校(美容師養成施設)に在学・卒業している必要があります。

いずれの級も、受験日当日の年齢が満18歳以上でなければ受験できません。

合格者には証明書やライセンスカードが送られます。

試験の形式は、3級は筆記試験で、2級と1級には筆記試験と実技試験があります。

2級と1級の実技試験では実際に女性に施術するため、満18歳以上の女性モデルが必要となります。

筆記試験と実技試験のどちらかが不合格でも、受験日から1年間は不合格だった試験のみを再度受験することが可能です。

なお、協会の個人会員に入会すると受講できる検定対策セミナーや、弱点強化用のセミナーがあります。

公式HP:http://www.eyelist.or.jp/


アイデザイナー技能検定

「一般社団法人日本まつ毛エクステンション認定機構」が主催する検定です。

この団体では、まつげエクステの施術を行う人の名称を「アイデザイナー」としています。

検定級は安全技術師、認定機構3級〜1級があり、そのほかに認定機構1級取得者かつ、機構パートナーまたは法人会員のみが受験可能な認定講師もあります。

合格者には認定証が授与されますが、3年ごとに更新が必要です。

試験は、安全技術師と認定機構3級〜1級の全てに筆記試験と実技試験があります。

筆記試験は選択式と記述式の両方です。

実技試験は事前の準備から始まり、実際にまつげの装着を行います。

実技試験に使用する用具を並べるワゴンセッティングや、身だしなみなども審査に含まれています。

検定試験は、北海道・東北・関東・名古屋・大阪・関西・福岡・沖縄で行われており、試験会場を選んで受検することができます。

公式HP:http://www.jla-matuge.com/


プロアイリスト検定

「一般社団法人NEA日本まつげエクステ協会」が実施する検定です。

級位は3級〜1級プロアイリスト、プロアイリスト認定講師の計4つがあります。

認定講師は1級プロアイリスト取得者でなければ、受検できません。

3級〜1級プロアイリストの検定試験は、東京をはじめとする認定校で毎月実施されています。

3級〜1級プロアイリストの試験の形式は学科試験と実技試験で、学科試験は選択式です。

まつげの機能や道具の知識、衛生管理、まつげエクステの装着方法などが出題されます。

実技試験は、3級のみフェイクアイラッシュの装着を行います。

2級と1級では実際の人を対象に施術を行うため、モデルが必要となります。

認定講師のみ、学科と実技のほかに論文試験と面接試験も実施されます。

公式HP:http://www.eyelash-exte.jp/


アイスタイリスト技能検定試験

「一般社団法人国際アイスタイリスト協会」が実施する、プロのアイスタイリストを育成するための検定試験です。

資格は2級ライセンス、1級ライセンス、認定講師の3つがあります。

全て日本まつげエクステンション認定機構の「安全衛生管理士e-ラーニング講座」に合格していることが条件で、2級を受験する場合はサロンで実際に施術を行っていることが条件となります。

試験の形式は、2級と1級は学科試験と実技試験、認定講師は技術チェックと口頭試問などです。

実技試験はモデルに施術を施し、筆記試験はまつげやまつげエクステに関する基礎知識などが出題されます。

公式HP:http://www.world-e-stylist-association.org/

開業したい人が知っておくべきこととは

まつげエクステの店を開業する場合、店にも資格が必要です。まつげエクステサロンは、「美容所」として保健所に届け出を行うことが必須で、受理されるための条件が定められています

【美容所の基準】

例えば作業室の「床面積が13平方メートル以上であること」や「流水装置のついた洗い場を設置すること」、「作業スペースの6分の1程度の待合室を作ること」、「消毒のための設備を設けること」や「消毒済みの用品と未消毒の用品を入れる容器を備えておくこと」などがあります。

保健所に届け出た後、保健所職員の立ち入り検査を受け、基準を満たしていなければ営業許可を受けられません。


【資格がないのに施術した場合】

美容師資格がないのにまつげエクステを行ったことが明らかになると、美容師法違反となり、逮捕または罰金を命じられます。

美容師免許がなくてもまつげエクステの技術を学べるスクールはありますが、美容師免許がなければ施術できないこと、美容所としての営業許可がなければ開業できないことを忘れてはいけません。


【まつげエクステのリスクを知っておこう】

まつげエクステにはリスクもあります。

まつげを接着する際に使用する「グル―」と呼ばれる接着剤が体質と合わず、目の痛みやかゆみ、充血などの症状が出たり、結膜炎や角膜炎などの病気につながったりする可能性もあります。

デリケートな部分の施術であるだけに、スクールなどでしっかり技術を学んだ上で取り組みましょう。

必要な資格を取り、アイリストとして輝こう!

美容師免許を持っている人でアイリストの勉強をしている、もしくはしてみたいという人は、スクールなどで学ぶだけでなく、民間資格の取得を目標にしましょう。

転職の際も有利に働く可能性が高まります。

すでにアイリストとして活躍し、独立を考えている人は、まつげエクステのさまざまなリスクを踏まえた上で法令を順守する必要があります。

まつげエクステの技術を磨き、お客様から信頼される、プロのアイリストとしての活躍を目指しましょう。


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